愛犬が突然同じところをぐるぐる回るようになったり、ボーっと一点を見つめていたり、単調な声で鳴き続けて「ボケてしまったのか?」と困っていませんか?
もう治らないかもしれないと思うと絶望的な気持ちになってしまいますよね。
そして結論から言うと、私の経験から、認知症行動が出た後でも認知症は改善する可能性があると思っています!
この記事では、私の愛犬アンディ(当時・13歳)と、ジャクソン(当時・12歳)に認知症行動が見られた時に試して効果があった実体験をまとめました。
愛犬の認知症行動でお困りの方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
認知症になってしまってからでも治る?
犬の認知症の原因と改善
私が調べたところによると、犬の認知症(認知機能不全症候群)は、老化や栄養障害、脳梗塞や脳出血などによって自律神経がうまく機能しないことで起こるとのこと。
つまり、脳梗塞や脳出血の病気の場合を除いて、自律神経を整える生活や栄養素を取ることが認知症改善になる可能性があるということです。
現に、一般的に犬の認知症には治療法がないとされていますが、進行を遅らせたり緩和させることは十分にできると言われています。
犬の認知症改善に効果的な4つのこと
上記のことを踏まえて、犬の認知症を改善するために効果があるであろうことを4つ紹介します。
また、私の愛犬の症状別・効果がみられた実際の体験談と、あなたの愛犬が今すぐできることもまとめたので、どうぞ気になるものがあったら試してみてくださいね。
その1、朝日を浴びて散歩する
自律神経を整えるために最初にしたいことは、朝日を浴びながらの散歩です。
精神科医の樺沢先生曰く、目から太陽の光を吸収することでセロトニンが活性化し、副交感神経から交感神経へと切り替わることで、体内時計がリセットされるとのこと。
これにより自律神経が整い、結果として認知症の症状である「昼夜逆転」を改善することにつながります。
私の愛犬アンディや盲目のジャクソンは、長時間は歩けません。そこで、短いお散歩をできるだけ1日に3回するようにしています。また、たまにはドッグカートに乗せて長めに朝日を浴びることも。こうすることで、昼夜逆転気味だったアンディは夜寝るようになりました。
試してみることリスト
- 午前中の日が出ている時に散歩をする
- 時々は散歩コースを変えてみる
その2、安心して落ち着ける環境を作る
そして自律神経を整えるために重要なことは、ストレスを減らすことです。
なぜならストレスは自律神経が乱れる大きな原因とされているから。そのためには、大きな音のない、安全で快適な環境で過ごせるようにしてあげましょう。
試してみることリスト
- 静かで落ち着ける空間を作る
- 室内の温度に気をつける
- 滑る、落ちる、はまるなど危険のない部屋に
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その3、認知機能の向上に有効的な食事とサプリメント
さらに、アンチエイジングや認知機能の向上に有効な食材やサプリメントを取ることも認知症改善に有効とされています。
例えば魚に多く含まれるDHAは、脳を活性化させ情報伝達をスムーズにする働きがあると言われていて、また認知症緩和のサプリメントを取ることで脳に必要な栄養を与え、認知症の改善が期待できます。
突然昼夜問わず徘徊(右旋回)するようになり、攻撃的(噛みつき)になったジャクソン。認知症かも?と診断されてから獣医さんに相談しサプリメントを試してみたら、2、3日で噛みつきと徘徊行動がかなり収まりました。
あとは食事にもさらに気を付けるようにしました。若いときは気づかなかったけど、老犬になると食事からの栄養がすぐ体に変化を与えるって気づいたんです。
例えば与える食事によって高かった肝臓の数値が下がったり、乾燥してた皮膚が治ったり。これは本当にすごい!
試してみることリスト
- かかりつけの獣医師に相談のもと、犬のアンチエイジングに良い食品やサプリメントを与えてみる
その4、適度な運動と脳を使った遊びを取り入れる
脳は積極的に使わないと退化すると言われています。そのため、脳を使った遊びや、初めての場所でのお散歩など、日々のほんのちょっとした刺激が認知症改善につながるのではないでしょうか。
特にアンディはドライブ(窓から顔を出す)が大好きなので、とても良い刺激になっていたと思います。1か月ほど続けたあたりで、上記の行動はなくなりました。これは現在も続けています。
試してみることリスト
- 時々は車でお出かけする
- マッサージ
- ノーズワークや知育トイで遊ぶ
でも、結局は認知症の進行を遅らせるだけなの?
きっとこのように思う方もいらっしゃるかもしれません。
確かに現在の医療では100%改善し二度と発症しないというわけではないでしょう。
ただ何もしないで認知症が悪化するよりは、少しでも改善できるなら試してみる価値はあると思います。
さらに言えば、自律神経を整え、ストレスを抑え、脳の活性化を図るということは愛犬の健康全体にもつながっていること。
ぜひ、諦めずに試してみて欲しいと思います。
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おわりに
以上が私の愛犬が認知症になってしまった時に試して効果があった4つのことでした。
- 朝の散歩で太陽の光を浴びる
- ストレスのない環境づくり
- 食事とサプリメント
- 適度な運動と脳を使った遊び
ぜひ上記のことを試してみてはいかがでしょうか。個人差はあると思いますが、再び愛犬が穏やかな生活を送れるようになる可能性は十分にありますよ!
この情報があなたとあなたの愛犬の役に立てれば幸いです。