大切な愛犬を亡くして苦しい、毎日が辛くこの先どうやって生きていったらいいのかわからない、、、そんな風に思っていませんか。
私もとても大切な存在である愛犬アンディを亡くした時、苦しくて苦しくてどうしようもない経験をしました。
だから、その気持ちが痛いほどわかります。
食欲はなく、頭痛が続く日々。
過去を悔んだり、未来に意味を見出せなくなって、「犬を看取ることがこんなに辛いなら、いっそのこと最初からいなかった方が良かったんじゃないか、、、?」とまで思いました。
苦しくて苦しくて、、、
愛犬を亡くして初めて、愛犬の死は今まで経験した中の何よりも辛い苦しみだということを知りました。
だけどその苦しみの中でも心が楽になれる瞬間がありました。
前向きになれた4つのこと、それは
- 死に関する本を読むこと
- ペットロス経験談を読む・聞くこと
- 人に話を聞いてもらうこと
- これからの目標を決めること
でした。
そしてこれを重ねていくことで、徐々に私の悲しみが癒されていったんです。
もちろん、人によってどんなことで癒されるかは違いますよね。
ひとりひとり、ペットロスとの向き合い方は違うと思いますが、私の苦しみをどう癒したのかをまとめることで、少しでもどなたかのお役にたてれば幸いです。
ペットロスで辛い時に気持ちが前向きになれた4つのこと
1、死に関する本を読むこと
ペットロスで辛い時に前向きになれたことまず一つ目は、死とは何かということと向き合うために、科学的、宗教的、スピリチュアル的観点から書かれた本をたくさん読んだことです。
なぜかと言うと、単純に死=無、悲しいという認識しかなかったから。
無になって永遠に会えないと思うと、悲しみから永遠に抜け出せません。
だから死は無ではなく、生まれ変わりであったり、魂はいつでも戻ってこれるなどの言葉を見つけた瞬間はとても癒されたのを覚えています。
ただ残念ながら、死後の世界は科学的にはまだ解明されていません。
でもだからと言って、ないと決めて自分を苦しめる必要もないんだ、と気づきました。
人間は万能ではないので、目に見えない、感じ取ることのできないことは世の中にきっとたくさんありますよね。
だったら、あると信じたほうが楽しく生きていけるのではないでしょうか?
大事なのは、ある・ないや正しい・正しくないではなく、どう幸せに生きていくかなのですよね。
脳科学者であり仏教を学んでいらっしゃる苫米地先生も、著書の“「生」と「死」の取り扱い説明書”で、最終的には誰もが死ぬ。だからそれまでをどう生きるかにフォーカスする、といったことを書かれています。
本を読むことは、他人が決めた「死」の価値観ではなく、自分が心地よいと感じる「死後の世界」をイメージする手助けになると気づきました。
こちらのサイトでは、ご自身がペットロスと向き合った際に読んだ本の紹介や、それらの本から死後の世界についてをまとめた記事が読めます。
2、ペットロス経験談を読む・聞くこと
次に、インターネットで体験談を読んだり聞いたりすることで心が少し癒されたのを覚えています。
特に、まだペットを亡くしたことを言葉に出したくない時、誰とも話したくないと思っている時には静かに一人で読むことが心の支えになりました。
たくさんの人のペットとの闘病記やペットの最期を迎えた方のストーリー、ペットロスの体験談などを読むことで、自分はひとりじゃないんだと思えて心強かったです。
また同時に、ペットロスだけではなく、世の中には病気と闘う人、最愛の子供を亡くした親など悲しみと向き合っている人がこれほど多くいるのかと気づかされた瞬間でもありました。
3、人に話を聞いてもらうこと
そして、人に話す、話を聞いてもらうことも想像以上の癒しになりました。
アンディの回復を願って暖かい贈り物を送ってくれた方。
悲しみで辛い時に数日おきに連絡をくれた方。
アンディのために泣いてくれた方。
後悔や考え方に迷った時に、話を聞いて理解をしてくれた方。
アンディの死に何らかのリアクションを取ってくれた方たち、本当に嬉しかったです。
そして、毎日一緒にアンディの話をしてくれた夫にも感謝の気持ちです。
人によっては、ペットの死について話したくない、話せないという気持ちになるかもしれません。
だけど、人の支えというのは、想像するよりはるかに暖かくて心強くなれるものです。
誰もあなたを責めません。
誰もペットの死ぐらいでなんて心無いことは言ってきません。
それどころか、みんな大なり小なり、辛いことを経験しているのでわかってくれるんです。
そして生前のペットとあなたの関係を知る人なら、きっとペットがどれほど大切にされて幸せだったかを伝えてくれるはずです。
4、これからの目標を決めること
ペットロスで苦しい時に前向きになれたこと4つ目は、これからの目標を決めることです。
その前に、まずは過去の気持ちに整理をつけました。
まずは過去の気持ちに整理をつける
私はアンディの死に、「もしかしてもっと早く病気に気づいてあげていたら」といった後悔や、「こんなに苦しい思いをするなら、最初からいない方が良かったんじゃないか」などと思ったこともありました。
だけど上記3つのことをしていくうちに、アンディは14年間たくさんのことを体験して、おいしいものを食べて、一緒に寝て、旅行に行って、たくさんかわいがられて、本当に幸せだったと気づいたんです。
そして私や夫も、アンディにたくさんの愛をもらいました。
私たちも幸せでした。
だから、アンディを思い出す時は最期辛かったことにフォーカスするのではなくて、過去のたくさんの幸せを思い出すことにしたんです。
魂はいつでも空から見ていてくれている。
なんだったら、呼んだらいつでも来てくれる。
そんな風に思うことにしました。
これからの目標を決める
過去の思い出を幸せなものとして固定したら、この先もずっと一緒にいると感じられるためにはどうしたらいいのか?
そこで私は、犬やペットに関する何かを学ぶことで、私自身をアップデートすることにしました。
そしたら、私がそのスキルを習得できたのはアンディのおかげであり、生きた証となり私の中で一部となって生き続けるような気がしたのです。
色々な本を読むうちに、犬の気持ちを読む、犬と話す、犬とのコミュニケーション、、、と色々なキーワードに出会い、最終的に
犬や人を癒す
という言葉が一番心に響きました。
アニマルレイキヒーリングというものがあって、動物達の心や体を癒すことができるとか。
そういえば昔の知り合いにレイキヒーリングをしている人がいたと思い出し、10数年ぶりにフェイスブックでコンタクトを取ってみました。
そしてオンラインでレイキを学び、今では時々うちのジャクソンやロビンにヒーリングをしています。
獣医師の福井利恵先生が書いたアニマルレイキの本も出ているので、気になる方は読んでみてくださいね。
私は当時どうしてもこの本がすぐに欲しかったので、ニューヨークにある紀伊国屋書店からオーダーしました。
さらに現在は、自分の心と体を労わることに興味を持ち、体を鍛えるトレーニングやヨガなどをしています。
いつか、自分がなりたかった理想の自分になることが目標です。
今後の目標を決めることで、ようやくペットロスのあの心臓をつかまれるような、喉の奥を締め付けられるような苦しさ、そして悲しみから抜け出せたような気がします。
おわりに
ペットロスで辛い時に前向きになれたこと、それは以下の4つのことです。
- 死に関する本を読むこと
- ペットロス体験談を読む・聞くこと
- 人に話を聞いてもらうこと
- これからの目標を決めること
まずは死と向き合い、自分なりの死後の認識を心地よいイメージに変える。
そしてたくさんの人のペットロス体験談を読み、話し、周りの人の暖かさに触れる。
どんな最期であっても、ペットを愛していたことでペットは幸せだったと気付き、これからも幸せに生きる。
いきなり全部は難しくても、また悲しみや後悔を思い出してしまったとしても、穏やかな気持ちはいつか必ずやって来ると信じて、お互い前向きに生きていきましょうね。
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