ペットシッターの仕事

アメリカ生活の現実を公開します。専業主婦が自立を目指してたどりついたこと

2021年8月24日

アメリカでの生活ってどんな感じ?華やか?それとも辛い?

アメリカと言えど住む場所や家族構成、どんなスキルがあるのかなど、人によってバラバラなので一概に「みんなハッピー、海外生活良いよ!」ということはできませんよね。

だからみんながみんな多種多様の「アメリカ生活の現実」を持っているのですが、ひとつだけ共通していることがあります。

それは、時々自信をなくしたり、また頑張ろうって思えたり、日本にいたらしないであろう苦労を経験していると言うこと。

この記事では、私なりの苦労体験をもとにアメリカ生活の現実について感じたことと、主婦である私がアメリカの企業で働き、最終的になぜ個人で働くことを選んだかについてまとめてみました。

現在はペットシッターとして、多くはないですが定期的な収入を得ています。

まーぶる
あくまでも一意見として、アメリカ生活の現実をお伝えします!

アメリカ生活の現実とは?どんなことが大変?

それは、周りより劣っている自分が目に付く、そして言葉や文化の壁が常につきまとう。これが私が思うアメリカ生活の現実だと思います。

今の世の中、ネットで検索すればたくさんの海外在住者のすごいストーリーが出てきます。

「ニューヨークのオフィスで米国公認会計士として働く山田さん」とか、「シリコンバレーの某企業でマネージャーをしている佐藤さん」とか、「ハリウッドで活躍中のカリスマ美容師」とかとか。

だけどそんなすごい人ばかりではなく、私のように特に秀でたスキルもない外国人もいます。

そんな私も最初は、

まーぶる
よ~し、頑張って自立できるぐらい稼いで、立派な大人としてアメリカでやっていくぞ!

と意気込んでいました。

そのためにカレッジへ行き勉強して、資格を取って、現地企業で働いてみたけど、あれれ、やっぱり私って

いつまで経っても特に秀でたスキルのない外国人・・・?

という思いがずっと消えることがないのです。

だってアメリカで育った普通の大人のように、英語の読み書きがちゃんとできないんだもの。

みんなが話しているテレビの番組とか、昔の話とかについていけないんだもの。

だから、会社という組織の中でポジションを競い合うことに勝ち抜いていける自信もない。

「常に人よりできない自分でいること」が、何の秀でたスキルもない私が見ているアメリカ生活の現実です。

海外で適応できる人・できない人には個人差がある

少し前に認知症についての本を読んだのですが、そこに書いてあったのは、「認知症患者の目線と、海外で言葉がうまく通じないときの感覚は似ている」ということ。

まーぶる
つまり、海外生活者も認知症患者も、苦しさ、もどかしさ、羞恥心、絶望感、そんなたくさんのモヤモヤをなんとなく時々感じながら生きているってことかな。。。

きっとみんな、多かれ少なかれそんなモヤモヤを体験したことがあるのではないでしょうか。

そもそも海外で仕事を通してコミュニケーションを取ったり、子育てを通して社会とかかわりを持つことが得意な人・苦手な人がいると思うんです。

  • 言語やカルチャーの違いで人と関わることが苦痛・苦手になる
  • 元々気を使ってしまう性格なので一人が気楽
  • 大人数でのコミュニケーションが苦手
  • 他人に興味を持てない
  • 人に合わせることが苦手

このような場合、アメリカ生活で人と関わることがしんどくなりやすいと思います。

私の苦労体験・アメリカの職場での話

放課後スクールプログラムで働いていたときのことです。

私はグループのリーダーとして、ひとりで10人ほどの小学生の子供達を引率していました。

グループタイムというのがあって、私の指示のもと子供達みんなでゲームをしたり、クラフトをしたりする時間があるのですが、ルール説明や全員をまとめることが難しくて、毎回苦労していたんです。

ある日上司が科学の実験教材を持ってやってきて、子供たちとやるようにと指示されました。

テーブルを囲んで座った子供達に、読みながら理解しようとモタモタしていたら、5年生の女の子が

「Can I see it?」

と言って来たので、説明書を渡したところ、その女の子が私より圧倒的に上手な英語で他の子供達に説明しだしだのです。

子供たちは盛り上がってやる気になっていたので、皆でやるように言い私は教室のすみにある流し台で絵の具のついた筆を洗っていたところ、上司が現れ、

「Hey, what are you doing, Ms. M??」

と呆れたように言われてしまいました。

英語がネイティブのように話せず、子供より下手くそ。

悔しくて恥ずかしくて、心が折れた瞬間でした。

その後に働いた保育園では、アメリカ人の同僚達が素晴らしいリーダーシップでクラスをまとめることに敗北感を覚えたりと、すっかりアメリカ人と肩を並べて働くことに疲れ切ってしまったんです。

アメリカで働くことを諦めたくない

まずは苦手な環境から抜け出す

だけど、絶対にアメリカで働くことを諦めたくはありませんでした。

辛い辛いと言いながら、愚痴を言って生きていたくはなかったんです。

そして考えました。

結局いつも引っかかるのは「アメリカ人の同僚と比べると低い英語力」ということ。

ナンバーワンになれなくってもいいけれど、常にビリというのは精神が壊れます。

それなら同僚のいない環境で、ひとりで仕事をしてみたらどうか。

そこで思いついたのが、個人ペットシッターでした。

個人で、そして動物相手という言葉をあまり必要としない仕事です。

まーぶる
当時働いていた保育園の、同僚のワンコを預かったことがきっかけで、こんな仕事もあるんだ!これならいけるかも!と思ったんです。

Roverという個人ペットシッターと飼い主さんをつなぐサイトがあることも知り、すぐに登録して始めることに。

もちろん最初は中々依頼がこないし、定期的な収入も見込めませんでした。

だけど自分はダメなんだと感じない環境で仕事ができるというのがどれほど大事かに気づきました。

苦手なことではなく、得意なことを生かす

そして今までの挫折や自分に足りない部分を知ったからこそ、その逆の強みにも気づけることができたんです。

私は相手の気持ちを考えたり、とてもシンパシーが強いので、それが生かせる少人数又は1対1での仕事を選ぶべきなのだと考えました。

アメリカで心から安心して働ける個人ペットシッターの仕事は、自分の性格にあっていると感じています。

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おわりに

ここまで読んでくださってありがとうございます!

以上が私の挫折体験から見たアメリカ生活の現実と、個人ペットシッターに行きついた理由です。

アメリカ生活の現実は厳しいです。

だけど、だからこそ苦労を乗り越えて生き抜くことで過去の自分より成長できる。

そんな風に思います。

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